大腸がんに気づいたきっかけは?医師が解説する7つのサイン
大腸がんは、日本人に多く見られるがんの一つでありながら、初期段階ではほとんど自覚症状が出ないという特徴を持つ病気です。「便に血が混じっていた」「健康診断で便潜血検査が陽性だった」など、ちょっとした“きっかけ”で見つかるケースも少なくありません。
本記事では、大腸がんに気づくきっかけとなる7つのサインや、症状ごとの背景、受診すべきタイミング、検査の流れまでを、内視鏡検査を行う立場からわかりやすくご紹介します。気になる症状がある方や、ご家族のことで不安をお持ちの方は、ぜひ参考になさってください。
大腸がんは「初期症状がほぼない」病気です
大腸がんの特徴は、早い段階ではほとんど症状が現れないということです。腹痛や血便などの自覚症状が出てくるころには、すでにがんが進行していることも珍しくありません。「気づいたきっかけ」を正しく知ることが、早期発見への近道となる場合があります。
自覚症状が出るころには進行しているケースもあります
大腸がんは、大腸の粘膜から発生し、ゆっくりと時間をかけて大きくなっていきます。発生初期のがんは粘膜の表面にとどまっているため、腹痛や便の異常といった症状を引き起こすことがほとんどありません。
「症状がないから大丈夫」と考えて検査を受けず、便の異常や腹痛が現れてから受診したときには、すでにがんが進行している、というケースも見られる場合があります。自覚症状の有無で大腸がんを判断することは難しいというのが、大腸がんの難しさです。
それでも「きっかけ」を知っていれば早期発見につながります
大腸がんは、ステージ0〜Ⅰの早い段階で発見できれば、内視鏡治療で対応できる可能性が高い病気でもあります。国立がん研究センターの集計では、ステージⅠの大腸がんの5年生存率(純生存率)は約92%と報告されています。また、粘膜下層への広がりが軽度にとどまっている段階であれば、リンパ節転移の可能性がほとんどないため、開腹手術を行わずに内視鏡治療で切除できるケースが多いとされています。
粘膜内にとどまるステージ0のがんは、完全に切除できれば再発することはほとんどないとされています。「気づくきっかけ」を知り、わずかなサインを見逃さずに検査につなげることが、ご自身の健康を守るうえで大切です。実際に大腸がんが見つかるきっかけとなりやすい7つの症状をご紹介します。
大腸がんに気づいたきっかけで多い7つの症状・サイン
大腸がんは、症状が出にくいとはいえ、進行に伴って体からのサインが現れてきます。実際に大腸がんが発見されるきっかけとなることが多い症状を7つ取り上げ、それぞれがなぜ起こるのか、どのように現れるのかをご説明します。
- ①便潜血検査で陽性と判定された
- ②血便・便に血が混じる
- ③便が細くなる・残便感がある
- ④下痢と便秘を繰り返す
- ⑤原因不明の腹痛・お腹の張り
- ⑥健康診断で貧血を指摘された
- ⑦体重減少・原因不明のだるさ
①便潜血検査で陽性と判定された
大腸がんが見つかるきっかけとしてもっとも多いのが、健康診断の便潜血検査での陽性判定です。便潜血検査は、便の中に肉眼ではわからない微量の血液が混じっていないかを調べる検査で、腫瘍からのごくわずかな出血も検出できます。
ただし、便潜血検査が陽性となる原因は大腸がんだけではなく、大腸ポリープや痔、炎症性腸疾患なども含まれます。陽性=必ず大腸がん、というわけではありませんが、放置せずに大腸カメラ検査などの精密検査を受けることが大切です。
②血便・便に血が混じる(痔との見分け方も解説)
便に血が混じる「血便」も、大腸がんに気づくきっかけとして多く見られる症状です。大腸の粘膜にできたがんは、栄養を取り込むために脆い新生血管を作ります。便がその部分を通過する際に血管が傷つき、出血して便に混じることが原因です。
血便は痔(いぼ痔・切れ痔)でも起こるため「いつもの痔だろう」と自己判断してしまう方が少なくありません。一般的に、痔の出血は鮮やかな赤色でトイレットペーパーに付着する程度であることが多いとされていますが、大腸がんの血便は便に混じっていたり、暗赤色になったりする場合もあります。ただし、見た目だけで両者を確実に区別することは困難です。血便が続く場合は、自己判断せず一度ご相談ください。
③便が細くなる・残便感がある
大腸がんが進行すると、腫瘍によって腸の内側が狭くなり、便がスムーズに通過できなくなります。その結果、鉛筆のように細い便しか出なくなる、もしくは排便してもまだ便が残っているような感覚(残便感)が続くといった症状が現れます。
これらの症状は、肛門に近い直腸やS状結腸にがんができた場合に起こりやすい傾向があります。一時的に便が細くなることは健康な方でもありますが、数週間以上にわたって続く場合は注意が必要です。
④下痢と便秘を繰り返す
腸の通り道が腫瘍によって狭くなると、便の通過に時間がかかるようになり便秘が起こります。一方で、狭い部分を液状の便がすり抜けることで下痢として現れることもあります。両者が交互に起こる「下痢と便秘を繰り返す」状態は、大腸がんのサインの一つです。
ストレスや過敏性腸症候群でも同様の症状は見られるため「体質だから」と片付けられてしまうこともあります。生活習慣に大きな変化がないのに排便のリズムが乱れている場合は、一度検査を検討することをおすすめします。
⑤原因不明の腹痛・お腹の張り
下行結腸やS状結腸、直腸など、便が固形化される部分に大腸がんができると、便の通過が悪くなることでお腹の張り感や腹痛が引き起こされる場合があります。腫瘍が大きくなり腸が塞がれてしまう「腸閉塞」を起こすと、強い腹痛や嘔吐をきたし、緊急手術が必要となるケースもあります。
食生活に思い当たる原因がないのに腹痛や腹部の膨満感が続く場合は、大腸の病気が隠れている可能性があります。
⑥健康診断で貧血を指摘された
大腸がんからの出血は、少量ずつ長期間にわたって続くことが多く、ご本人が気づかないうちに慢性的な貧血が進行してしまうことがあります。特に、便がまだ液状である盲腸や上行結腸といった右側の結腸にがんができた場合は、出血が便と混ざってわかりにくく、貧血のふらつきやめまいで初めて異変に気づくケースもあります。
健康診断で「貧血を指摘された」「ヘモグロビン値が低い」と言われた方は、原因を確認するためにも消化管の検査をご検討ください。
⑦体重減少・原因不明のだるさ
がん細胞が増殖する過程で、体内のタンパク質や脂肪が分解されるため、普段と変わらない生活を送っているのに体重が減っていくことがあります。目安の一つとして、特別な理由がないのに1〜2か月で体重が著しく減少している場合(例:体重の5%以上など)は、医療機関への相談をおすすめします。
貧血や栄養状態の悪化に伴って、慢性的なだるさや疲れやすさを感じることもあります。
気づくきっかけは「がんができた場所」によって違います
大腸は1.5〜2mの長い臓器で、部位ごとに役割が異なります。そのため、がんができた場所によって現れる症状にも違いが出てきます。がんの発生部位ごとに「気づきやすいきっかけ」を整理します。
右側(盲腸・上行結腸・横行結腸)にできた場合
大腸の右側部分では、便がまだ水分を多く含む液状〜泥状の状態です。そのため、がんからの出血があっても便に混ざって目立たず、血便として気づきにくいという特徴があります。腸の内側が広いため、ある程度大きくなるまで通過障害も起こりにくい傾向もあります。
盲腸・上行結腸・横行結腸にできるがんは、貧血や体重減少、原因不明のだるさといった全身症状によって発見されることが多くなります。
左側(下行結腸・S状結腸)にできた場合
大腸の左側では、便がすでに固形化されています。腫瘍によって腸が狭くなると便秘・下痢を繰り返す、便が細くなる、お腹が張るといった症状が現れやすくなります。
出血があった場合も、便に混じった暗赤色の血便として比較的気づきやすいのが特徴です。
直腸にできた場合
肛門に近い直腸にがんができた場合は、鮮血に近い血便として現れることが多く、症状としてわかりやすい部位です。便が細くなる、残便感がある、便意が頻繁にあるといった症状を伴うこともあります。
日本人の大腸がんは、直腸とS状結腸に多く発生する傾向があるとされています。
症状がなくても注意すべき人|こんな方は早めの検査を
大腸がんは症状が出にくい病気だからこそ、症状の有無に関係なくリスクのある方は定期的な検査を受けることが大切です。特に検査を検討していただきたい方の特徴をまとめます。
40歳を過ぎたら一度は受けておきたい理由
大腸がんの罹患率は、40歳ごろから上昇し始め、年齢を重ねるごとに高くなることが知られています。自治体の便潜血検査による大腸がん検診も、40歳以上の方が対象となっています。
「症状がないから大丈夫」ではなく、節目の年齢で一度大腸カメラ検査を受けておくことが、将来のリスクを減らすことにつながります。
家族に大腸がん・ポリープを指摘された人がいる方
ご両親や兄弟姉妹に大腸がんを発症した方がいる場合、ご自身の発症リスクも高くなる傾向があるとされています。特に、家族性大腸腺腫症やリンチ症候群といった遺伝性の病気がある場合は、より若い年齢からの検査が推奨されます。
「家族に大腸がんがいる」「ポリープを指摘されたことがある」という方は、年齢にかかわらず一度ご相談ください。
生活習慣からみたリスクチェック(喫煙・飲酒・肥満・加工肉摂取)
大腸がんは生活習慣との関連が深いがんとされており、以下のような要素はリスクを高める可能性があると考えられています。
- 喫煙習慣がある
- 飲酒量が多い
- 肥満傾向(特に内臓脂肪型)
- 赤身肉や加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)の摂取が多い
- 運動不足の生活が続いている
- 食物繊維の摂取が少ない
複数当てはまる方は、生活習慣の見直しと併せて、定期的な検査を意識していただくことをおすすめします。
若い世代でも油断できない近年の傾向
近年、20〜30代の若い世代でも大腸がんが発見されるケースが報告されています。若年者の大腸がんは進行が早い場合があるとも指摘されており、年齢を理由に検査を先延ばしにしないことが大切です。気になる症状がある場合は、年齢を理由に検査をためらわないようにしましょう。
「きっかけ」に気づいたら次にすべきこと|放置のリスクと受診の流れ
血便や便潜血陽性などのサインに気づいたら、できるだけ早く医療機関を受診することが何よりも大切です。放置した場合のリスクと、受診から検査までの流れをご紹介します。
放置したときの進行のスピードとステージ別の予後
大腸がんは、ステージが進むにつれて治療の難しさが増していく病気です。国立がん研究センターの集計では、5年生存率(純生存率)はステージⅠで約92%であるのに対し、ステージⅣでは約18%まで低下するとのデータが報告されています。
つまり、気になるサインを「気のせい」「痔だろう」と放置している間にも、病気は進行している可能性があります。早く気づき、早く検査を受けることが、結果的にご自身の負担を軽くすることにつながります。
まずは消化器内科・内視鏡内科を受診しましょう
大腸がんが疑われる症状がある場合は、消化器内科や内視鏡内科を標榜する医療機関を受診してください。問診や腹部の触診、必要に応じて血液検査などを行ったうえで、大腸カメラ検査の必要性を判断します。
当院では、まず事前診察で症状や既往歴、現在服用中のお薬などを丁寧にうかがってから検査日程をご相談する流れにしています。
便潜血検査が陰性でも安心できない理由
「健康診断の便潜血検査で陰性だったから大丈夫」と思われる方も多いのですが、便潜血検査が陰性であっても大腸がんが存在する可能性はゼロではありません。出血のない大腸がんや、たまたま検査時に出血がなかったがんは、便潜血検査では見つけられないことがあります。
血便や腹痛などの症状がある場合や、リスク要因をお持ちの場合は、便潜血検査の結果にかかわらず大腸カメラ検査を受けることをご検討ください。
確定診断には大腸カメラ検査が必要です
大腸がんかどうかを確定するためには、大腸の粘膜を直接観察し、必要に応じて組織を採取して病理検査を行う「大腸カメラ検査」が不可欠です。便潜血検査はあくまでスクリーニング(ふるい分け)の検査であり、確定診断には大腸カメラが必要となります。
大腸がんを早期発見できる検査|便潜血検査と大腸カメラの違い
大腸がんに関わる主な検査として、便潜血検査と大腸カメラ検査の2つがあります。それぞれの役割と違いを正しく理解しておきましょう。
便潜血検査でわかること・わからないこと
便潜血検査は、便の中に微量の血液が混じっていないかを調べる検査です。手軽に受けられて費用負担も小さく、大腸がん検診として広く使われています。一方で、出血を伴わない病変は検出できないという限界があります。
便潜血検査が陽性となった場合、原因として最も多いのは痔ですが、その中に大腸ポリープや大腸がんが隠れていることもあります。陽性となった場合は、大腸カメラ検査による精密検査を受けることをおすすめします。
大腸カメラ検査は「発見」と「治療」が同時にできる検査
大腸カメラ検査は、肛門からスコープを挿入し、直腸から小腸との接合部までの大腸全体を直接観察できる検査です。粘膜の状態を細部まで確認できるため、ごく小さなポリープや早期の大腸がんも見つけることが可能です。
大腸カメラ検査中に見つけたポリープはその場で切除でき、組織を採取して病理検査に出すこともできます。「発見」「診断」「治療(ポリープ切除によるがん化予防)」が一度に行える有用な検査です。
大腸カメラ検査でわかる主な病気
大腸カメラ検査では、大腸がん以外にも以下のような病気を発見できます。
- 大腸ポリープ
- 潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患
- 大腸憩室症・憩室炎
- 虚血性大腸炎
- 過敏性腸症候群の鑑別(器質的疾患の除外)
- 痔核などの肛門疾患
お腹の不調が続いている場合や、便の異常が気になる場合は、一度大腸カメラ検査を受けることで原因がはっきりすることがあります。
大腸カメラ検査が不安な方へ|当院の取り組み
「大腸カメラは痛そう」「恥ずかしい」「忙しくて時間が取れない」など、検査に不安を感じる方は少なくありません。当院では、患者さんの負担をできるかぎり軽減できる体制を整えています。
経験豊富な内視鏡専門医が直接担当します
当院では、日本消化器内視鏡専門医、日本消化器外科専門医などの資格を持つ医師が、検査を直接担当いたします。長年にわたり高度医療施設で経験を積んできた医師による検査・診断で、できる限り苦痛の少ない迅速な検査を心がけています。
鎮静剤を使用した苦しさの少ない検査
検査に対する不安や苦手意識がある方には、鎮静剤を使用した大腸カメラ検査をご用意しています。ウトウトと眠っているような状態のまま検査を受けていただけるため、苦痛や不安を感じにくい状態で検査を進めることが可能です。
内視鏡AI画像診断システム「CADEYE」による高精度な検査
当院では、AI技術を活用した内視鏡AI画像診断支援システム「CADEYE」を導入しています。検査中にAIが病変の検出や鑑別を支援することで、医師の目とAIの両方によるダブルチェックが可能となり、より精度の高い検査につながります。
女性医師による検査にも対応
「男性医師に検査を受けるのは恥ずかしい」とためらわれる方のために、当院では女性の消化器内視鏡専門医が在籍しています。事前診察は男性医師が担当する場合もありますが、実際の検査日は女性医師がいる日をお選びいただけますので、お気軽にご相談ください。
完全個室の下剤服用スペース・リカバリールーム完備
検査前に飲む下剤の服用に不安を感じる方も多いかと思います。当院では、トイレ付きの完全個室の下剤服用スペースを3つご用意しており、プライバシーが守られた環境で安心して準備を進めていただけます。
検査後はストレッチャーに横になったままリカバリースペースへご案内し、鎮静剤の効果が落ち着くまでゆっくりお休みいただけます。
朝9時からの検査・日曜・祝日の検査にも対応
「平日は仕事で休めない」「家事や育児で時間が取れない」という方のために、朝9時からの検査や、日曜・祝日の検査にも対応しています。朝いちばんの時間帯に検査を受けていただくことで、お仕事や日常生活への影響を抑えられます。
検査後に休めるカフェ併設の待合スペース
当院の3階には、待合スペースを兼ねたカフェを併設しています。検査後の鎮静が落ち着くまでの時間や、絶食後の最初の食事の場としてご利用いただけます。軽食やデザートなど、消化にやさしいメニューもご用意しています。
大腸カメラ検査の流れ|事前診察から結果説明まで
当院での大腸カメラ検査の一般的な流れをご紹介します。初めての方でも安心して受けていただけるよう、丁寧な説明を心がけています。ご不明点があればお気軽にご相談ください。
まずは事前診察で症状や既往歴を確認
大腸カメラ検査は、事前準備が必要な検査です。当院では原則として、事前診察で症状や既往歴、服用中のお薬などを確認してから、検査日程をご相談する流れにしています。検査内容や準備についても、わかりやすくご説明します。
検査前日〜当日の食事・下剤の流れ
検査前日は、消化の悪い食事(肉類、野菜・豆・きのこ類、海藻類、こんにゃくなど)を避け、消化のよい食事を心がけていただきます。夕食は21時までに済ませ、お渡しするパンフレットに沿った内容でお召し上がりください。
検査当日の朝は絶食となり、腸管洗浄剤(下剤)を2時間ほどかけてゆっくり服用します。当院では院内の個室スペースでの服用も可能です。
検査当日の所要時間と流れ
腸管洗浄剤の服用後、便が透明になったらご来院いただき、検査着に着替えていただきます。検査時間は通常15分程度で、ポリープの切除を行う場合は10分ほど追加でお時間をいただきます。
鎮静剤を使用した場合は、検査後リカバリースペースで休んでいただいてからのご帰宅となります。
ポリープが見つかった場合の日帰り切除について
検査中に大腸ポリープが見つかった場合、サイズや形状によってはその場で日帰り切除が可能です。日帰り切除であれば、入院の必要がなく、その日のうちにご帰宅いただけます。
ただし、ポリープの大きさや数によっては、入院設備のある医療機関での処置をご案内する場合もあります。その際は、連携している医療機関にスムーズにご紹介いたします。
検査結果はいつ・どのように伝えられる?
検査直後に画像をご覧いただきながら、その場で見つかった所見について医師よりご説明します。組織を採取して病理検査を行った場合は、結果が出るまでに2週間ほどお時間をいただきます。後日改めてご来院いただき、結果をお伝えします。
大腸がんと気づいたきっかけに関するよくある質問
患者さんからよくいただくご質問にお答えします。
便に血が付いていたら必ず大腸がんですか?
血便の原因は、痔や大腸ポリープ、炎症性腸疾患などさまざまで、必ずしも大腸がんが原因とは限りません。とはいえ、見た目だけで痔と大腸がんを区別することは困難です。血便が見られた場合は、自己判断せず一度大腸カメラ検査などでの確認をおすすめします。
便潜血検査が陰性なら大腸カメラは受けなくていい?
便潜血検査は手軽で有用な検査ですが、出血を伴わない大腸がんは見つけられないことがあります。血便や腹痛などの症状がある方、家族歴のある方、40歳以上の方は、便潜血検査が陰性であっても、一度大腸カメラ検査を受けておくと安心です。
何歳から大腸カメラを受けるべきですか?
大腸がんの罹患率は40歳以降に上昇する傾向があるとされており、40歳を一つの目安に一度は大腸カメラ検査を受けておくことをおすすめします。家族歴のある方や気になる症状がある方は、年齢にかかわらず早めにご相談ください。
大腸カメラは痛いと聞きました。本当ですか?
大腸はヒダが多く曲がりくねった臓器のため、検査中にお腹の張り感や圧迫感を感じる方がいらっしゃいます。当院では、鎮静剤を使用した検査コースをご用意しており、苦痛を感じにくい状態で受けていただける環境を整えています。
仕事や家事で平日に時間が取れません
当院では、朝9時からの検査や、日曜・祝日の検査にも対応しています。朝いちばんの時間帯や休日のお時間を活用して検査を受けていただけますので、お気軽にご相談ください。
女性医師に検査してもらえますか?
はい、当院には女性の消化器内視鏡専門医が在籍しており、検査日は女性医師がいる日をお選びいただけます。「恥ずかしい」「不安」というお気持ちにも配慮しながら、丁寧に対応いたします。
気になるサインがあれば、まずはご相談ください|国分寺南口駅前おなかとひふのクリニック
大腸がんは、早い段階で見つけることができれば、ご自身の負担を抑えながら対応できる病気です。「便潜血検査が陽性だった」「血便が出た」「お腹の調子がずっとおかしい」など、気になるサインがある方は、迷わず一度ご相談ください。
当院は、国分寺駅南口から徒歩1分という立地にあり、経験豊富な内視鏡専門医による鎮静剤を使用した大腸カメラ検査、AI画像診断支援システム「CADEYE」を活用した高精度な検査、女性医師による検査、朝9時からの検査や日曜・祝日の検査など、患者さんの不安に寄り添う体制を整えております。皆様の早期発見と健康維持に向けて、精一杯サポートを行うので、お気軽にご相談ください。
参考文献
- 国立がん研究センター がん対策研究所:大腸がんファクトシート(2024年)
- 国立がん研究センター がん情報サービス:院内がん登録生存率集計(2014-2015年診断例 5年生存率)
- 国立がん研究センター がん情報サービス:大腸がん(結腸がん・直腸がん)治療(2025年)
- 大腸癌研究会:大腸癌治療ガイドライン 医師用 2024年版(2024年)


